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BIOME神戸での個展の様子

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神戸のギャラリーBIOMEにて、2023年12/8(金)〜12(火)に個展をいたしました。

木漏れ日が心地よいギャラリーです。
ゆったりと11点の日本画を配置しました。

今回は「楚なり半透明な」というテーマのもと、新作を7点制作しました。
BIOMEでは二度目の個展です。
モダンな空間とオーナーさんの美意識を知っていましたので、シンプルながら力強い作品を意識しました。

全ての音が重なると、真っ白な色になってしまうイメージを描いた「ホワイトノイズ」

あいまいな心情をシャボン玉に見立てた「何処へ」

ギャラリーでは左右にシャボン玉だけを描いた小品を添えて、広がっていく空間を演出しました。

12月の穏やかな昼下がり、たくさんのお客さまにご来廊いただきました。
いろいろなお話をさせていただき、楽しいひとときとなりました。

もちろん、せっかくの神戸ですもの、空き時間には観光も楽しんできましたよ。
ギャラリーの近くの相楽園は、とても表情豊かな日本庭園でした。

園内には異人館もありました。

有名店のにしむら珈琲にてランチ。
神戸名物、トアロードデリカテッセンのハムがのっているのがうれしいポイント。

リレー展覧会「楚なり半透明な」、3人の日本画家が順番に個展をする趣向です。
牧野環さんと木下めいこさん、そして私。
世代は同じですが、描く日本画と活動のフィールドは違っています。
それぞれを楽しめる展覧会が、お客さまにはご好評とのこと。

リレー展覧会の最後には3人の作品が同時に展示されます。
どのような空間になるのか、とても楽しみです。
それはまた後ほどご報告しますね!

【追記】12/27
リレー展覧会の最終章には、3人の作品が同時に展示されました。
残念ながら会場に行くことはできませんでしたが、ご覧になった方から頂いたご報告では、とても落ち着ける雰囲気になっていたそうです。
現代の日本画を存分に楽しんでいただけたことと思います。
ありがとうございました。

BIOME神戸にて個展をします

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【個展のお知らせ】
2023年12月8日(金)〜12日(火)
12:00〜17:30
BIOME
神戸市中央区中山手通4-16-14
*12/8(土)、9(日)在廊予定


「ホワイトノイズ」30号F

12月、BIOMEでは、「楚なり半透明な」という同じタイトルで3人の日本画家が順番に個展をします。

12/2(土)〜6(水) 牧野環さん
12/8(金)〜12(火) むらいゆうこ
12/14(木)〜18(月) 石川めいこさん

同世代の作家さんです。美大を出て25年ほど絵を描き続け、それぞれの道筋があリます。
このテーマをどう受け止めたのでしょうか。

12/21(木)〜24(日)には3人の作品が数点ずつ抜粋され展示されます。
それぞれの解釈と表現をお楽しみ下さい。

「何処へ」
20号Mの作品です。
シャボン玉は美しいけれど儚いもの。
画面に箔や雲母を仕込み、日本画ならではの落ち着いた光沢で、あいまいに揺れる心情を表現しました。
絵の中にたゆたう光を感じていただければ幸いです。

こちらも展示作品のひとつ。
「薔薇の記憶」
香りに、思いがけず遠い記憶が蘇る瞬間です。

「楚なり半透明な」というテーマに最初は戸惑いましたが、あいまいな領域にイメージを馳せることで、今までにない発想を引き出せたと思います。

神戸での展示です。
週末の12/9(土)と12/10(日)が在廊予定です。
ぜひ遊びにいらしてください。

BIOMEホームページ

現代童画展・受賞作家展のお知らせ

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【参加します】
「第48回 現代童画展・受賞作家展」
2023年5月1日(月)〜7日(日)
11:00〜18:30
*初日14:00開場 最終日16:00まで
銀座アートホール

昨秋の現代童画展で受賞した作家たちの新作発表会です。
私は、日本画作品の「ないしょばなし」(20号M)を展示します。

私だけの秘密のおしゃべり。

いつもの黒猫もいます。

こういう風景画は、写真をもとにして描いていると思われがちですが、私は写真を撮りません。
必ず現場に行ってスケッチをしてきます。
そもそも奥野ビルのトイレなんて、怖くて写真撮れませんしね・・・
ご迷惑にならないよう、スケッチは人がほとんどいない午前中に伺いました。
さすが、奥野ビルはトイレも趣がありますね。
むさぼるように描いてきました。

絵は、記憶をたよりに描く方が、自由になれるし楽しいのです。
でも自由に描きすぎて、ちょっと怖い絵になってしまったかしら。
こんな気味の悪い、しかも売れそうにない絵はギャラリーには出せませんが、懐深い童画会ならきっと大丈夫(と思いたい)。
ゴールデンウィークの期間ですが、銀座にお越しの際はぜひお立ち寄りください。
ご高覧よろしくお願いします。

*5/6(土)、15:00~18:30は当番で在廊しております

O美術館「芸術作品に見る首都高展」に展示されます

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「芸術作品に見る首都高展」開通60周年記念
2022年12月15日(木)〜21日(水)
10:00〜18:30(入館は18時まで)
O美術館(大崎駅から徒歩2分)
入場無料

首都高開通60周年を記念する展覧会です。
首都高をモチーフに制作された芸術作品を通して、歴史や文化を俯瞰できます。
絵画だけでなく、写真やデジタルアートもあり、200点ほどが一堂に展示されます。
これらほとんどは首都高関連の会社にお勤めの佐々真氏の個人コレクション。
2017年に55周年記念展が開催されたのですが、以降にボリュームアップした収蔵品を中心にお披露目されます。
日本橋やレインボーブリッジなど、首都高のさまざまな景観が見事なアート作品となり、誰もが楽しめる展覧会となっています。

ありがたいことに、箱崎ジャンクションを描いた拙作「月の裏に還りたい」が展示されます。

月の裏に還りたい(F8号)2016

ここはうっとりするほどカッコいい造形美。
排気ガスにまみれながらスケッチした記憶が蘇ります。


制作当時の写真(途中)

著名な作家の作品も多く、大変見応えのある展覧会です。
お近くにお越しの際はぜひご高覧ください。

2017年に開催された同企画の55周年記念展に関する記事はこちら
驚き収集エピソードも! 「芸術作品に見る首都高展」レポ
「芸術作品に見る首都高展」〜佐々真氏による超絶企画

筑波大学OBによる展覧会「星瞬展」に参加します

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筑波大学芸術学系の太田圭教授の退任に寄せて、日本画小品展が開催されます。

「星瞬展」-Twinkle Ster-
2022年12月14日(水)-25日(日)
11:00~17:00
最終日16:00まで
※19日(月)休廊
ギャラリー布布(つくば市)

筑波大学日本画の現旧教員5名と卒業修了生32名による小作品展です。
私は「星をまとう」(0号F)を出品します。

ちょうどフラ・アンジェリコの天使の模写をしていることもあり、星瞬展という言葉からこんなイメージが浮かびました。
金箔の光が優しい効果を出してくれています。

近隣のつくば美術館では12/20(火)〜25(日)に
筑波大学を退任される太田圭先生の日本画展「星のように急がず、しかし休まず」
が開催されます。
ぜひ合わせてご高覧ください。

第48回現代童画展に入選しました

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2022年11月10日(木)〜16日(水)
9:30〜17:30
入場は17:00まで
最終日の入場は13:30まで
東京都美術館

毎年、見るのが楽しみな童画展です。
一昨年に続き、今年も一般枠に応募しました。

「接続回廊」30号F

今日も何処かでつながって

切れて
もつれて
つながって

あたしはあなたにつながって
きのうは今日につながって
あしたの先は
見えません

ーーーーーーーーーーーー

童画展のコンセプトはナイーブアートです。
応募規定にはこうあります。

「描きたい世界を描きたいように」
「あなた自身の詩を物語を絵筆で語ってください」

いわゆる画壇では、抒情的すぎるとか説明的すぎると弾かれてしまう絵がここではOKなのです。
私にとっては忖度せず遠慮なく描けるありがたい舞台です。

今回、光栄なことに「ナイーブアート賞」をいただきました。
普通は描いちゃいけない(=売れない)だろってモノをたくさん描いたのに、受け入れてもらえてうれしい限りです。

クモの巣

捨て子

ネコちゃんたち

アレなものばかりですが、命のつながりを現しています。

電話がかかってきています。

人は人を求めます。

もしかしたら不幸になるかもしれないのに、どうしてつながりたくなってしまうのだろう。
永遠に問い続けるのだと思います。

芸術の秋です。
パワフルな絵がたくさんある現代童画展をご高覧ください。
私は毎年見るたびに、初心に戻るような刺激を受けています。

現代童画会

アートラインかしわ「共晶点」に参加します

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2022年11月9日(水)〜11月13日(日)
10:00〜19:00
(初日は13:00から、最終日は18:00まで)

パレット柏 柏市民ギャラリー

10月から約2ヶ月にわたって、柏では毎年アートラインかしわが開催されています。
駅周辺の施設で展示やイベントが行われ、絵画や彫刻、音楽などさまざまなアートを楽しめます。

私は「共晶点」に今年も参加します。
30号の作品「一ツ橋の花売り娘」をメインに、7点を出品する予定です。

今年はテンペラ作品も展示します。
金箔に施した細工をご覧ください。

当番で会場におります。
11日(木)10:00〜13:00
12日(金)13:00〜16:00

会期中の11/13(日)には、おしゃべり鑑賞会も開かれます。
展示会場をまわりながら、作品の前で自由に視点を語り合い、時には作家の意図を聞くこともできます。
ご興味ありましたら、以下のサイトからお申し込みください

アートラインかしわ2022

17名の作家の力作が市民ギャラリーを埋め尽くす、見応えたっぷりの展覧会です。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

サンコアでの二人展の様子

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サンコアでの展覧会「海より秋が生まれる日」が始まりました。
初日と二日目は在廊しました。
おかげさまでたくさんの方にお越しいただきました。


サンコアは陽光が入る明るいギャラリーです。
コウブンさんのお客様はもちろん、地元の方々も続々と入ってきてくれます。

コウブンさんの作品です。
ブラックでクールなケモノ達が並びます。

おやおや、キバのある子も。

私は4年ぶりの展示でしたが、覚えていてくださるお客様も多く、うれしかったです。
20点ほど出品しています。
9/18(日)まで開催です。
よろしくお願いします。

 

二人展のおしらせ 9/10〜18 サンコア(岡山県)

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岡山県玉野市にあるギャラリー、サンコアで二人展を開催します。

二人展
ヨシダコウブン/むらいゆうこ
「海より秋が生まれる日」
2022年9月10日〜18日(日)
10:00〜17:00
※9月14日(水)は休み

サンコア
岡山県玉野市築港1-4-15
ギャラリーの案内サイトはこちら

ヨシダコウブンさんは備前焼で不思議なケモノたちをつくる作家さんです。
今回も、どんな奇妙でかわいいケモノたちがギャラリーに現れるか、楽しみです。

私は、15点ほど展示予定です。
DMに使用した作品「夜の温室」

在廊予定
9/10(土)
9/11(日)
9/17(土)
9/18(日)

ギャラリーのすぐ近くにある宇野港からは、瀬戸内の現代アートを楽しむ島巡りができます。
お近くの方、ご興味を感じる方、どうぞ遊びにいらしてください。

メゾンドネコ「ユメミルユメコ」展に参加します

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昨年に引き続き、2回目の「ユメミルユメコ」に参加します。
夢見る少女を心の中にかくしている、大人のためのメルヘンをテーマにしています。

今年の私のテーマはチャイナガールです。
コロナのおこもり期間、ありがちなことに中国宮廷ドラマにハマりました。
美しい衣装と舞台の華麗さにすっかり魅了され、もう、描かずにはいられない! というわけです。
学生時代に買った「紫禁城の后妃と宮廷芸術」展の図録を引っ張り出して夢中でめくり、まさにユメミルユメコな日々でした。
絢爛豪華に黄金背景テンペラで描いています。

額装も宮廷風の雰囲気で。
3点を展示します。

「ユメミルユメコ」展は、京橋のメゾンドネコにて11/26(金)〜30(火)まで
11名の作家が想いを込めた作品を出品します。
お近くにお越しの際はぜひご高覧ください。