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銀座での個展が終了しました

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2024年10月、銀座中央ギャラリーでの個展「ドッペルゲンガールズ」は、盛況のうちに終了いたしました。
銀座での個展は久しぶりだったこともあり、連日、多くのお客さまがお越しくださいました。

奥野ビルの中で奥野ビルの絵を展示するという、ちょっとトリッキーな展覧会でしたが、たくさんの方々に楽しんでいただき、うれしい限りです。


版画コーナーの下にはこれまでに作成した画集やポストカードを用意しました。
新刊の画集「ドッペルゲンガールズ」は、大変ご好評をいただきました。

2001年、かつて5階にあったギャラリー銀座フォレストで個展をしたのが、私の銀座デビューでした。
あれから20年以上経ちましたが、おかげさまで楽しく続けることができています。
来年は25周年。まだまだがんばるぞ♪
どうぞよろしくお願いします。

画集「ドッペルゲンガールズ」が出来ました!

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6冊目となる新しい画集「ドッペルゲンガールズ」が出来上がりました。

念を入れて色校正を行い、実際の絵に近い色味に仕上げました。

画集「ドッペルゲンガールズ」
A4版横
16ページ
フルカラー

表紙

扉ページ

見開きイメージ

銀座一丁目にある奥野ビルは、築90年を超える洋風建築です。
古いエレベーター、なぜかふたつある階段、屋内の窓。
昭和初期に建てられ増改築を繰り返したこのアパートメントは、まるで不思議な迷路のよう。
訪れるたびに鮮やかなイメージを私に与えてくれます。

2001年の春、5階にあった画廊で個展をしました。
以来、何度かここを舞台に絵を描いてきました。

2024年、再び奥野ビルの画廊で個展をします。
それに合わせて、奥野ビルを描いた絵をまとめて画集にしました。
10/20から個展会場で、10/21から銀座中央ギャラリーの通販サイトで販売いたします。

銀座中央ギャラリー『むらいゆうこ個展「ドッペルゲンガールズ」』の特集ページはこちら

会期終了後1週間ほどはギャラリーの通販サイトで購入していただけます。
その後は、むらいゆうこの通販サイトで販売できるようにする予定です。
バックナンバーの画集が欲しい方、または会期中に都合が合わない方は、今後開設予定の私の通販サイトをご利用ください。
サイトの制作作業を進めて、11月中旬ごろには開設したいと思います。
しばしお待ちくださいませ。
よろしくお願いします。

アートラインかしわに参加します

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今年もアートラインの季節がやってきました。
柏にゆかりのある作家たちのグループ展「共晶点」に参加します。

絵画、彫刻、陶芸、刺繍、折り紙と幅広いジャンルの作家16名の作品が一堂に揃います。
お近くにお越しの際はご高覧ください。

近年に制作した日本画作品を5点展示予定です。

アートラインかしわ
「共晶点」
2024年10月11日(金)〜10月15日(火)
10:00〜19:00
*初日は13:00から、最終日は18:00まで

パレット柏 柏市民ギャラリー

アートラインかしわ2024

2024年銀座での個展のお知らせ

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暑い暑い夏もようやく終盤となりました。
みなさまお元気でお過ごしですか。
個展のお知らせです。

むらいゆうこ個展「ドッペルゲンガールズ」
2024年10月20日(日)〜10月26日(土)
12:00~19:00
最終日は17:00まで
銀座中央ギャラリー
〒104-0061 中央区銀座1-9-8 奥野ビル4階411号

奥野ビルを舞台に描いた作品を中心に、この2年ほどに描いた日本画、テンペラ画を20点ほど展示いたします。

新作のひとつ「天窓の記憶」日本画です。
奥野ビルの最上階に梯子のような階段がありました。
屋上はどうなっているのでしょうか。
古い天窓は、どんな日々を映してきたのでしょうか。

今回は6冊目の画集「ドッペルゲンガールズ」を発表します。

ただいま色校正をチェック中。

銀座の奥野ビルに、もうひとりのあたしたちが現れます。
楽しい絵、不思議な絵、ちょっと怖い絵。
いろいろな世界を探しにいらしてくださいね。

全日在廊いたします。

国立西洋美術館「内藤コレクション 写本」を見てきました

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国立西洋美術館にて写本の展覧会を見てきました。
素晴らしい展覧会でした!

長年、テンペラ画で写本の模写をしてきたので、とても親しいものたちに会えたような気がしました。

静謐な佇まいの写本ですが、実は昔の人たちの息遣いを肌で感じることができるのです。
ちょっとマニアックかもしれませんが、私なりに感じた見どころをご紹介します。

①皮を感じる
今でこそ額縁に納められた一枚の絵画のようですが、かつては本の中の1ページでした。
この頃の羊皮紙はとても薄く、裏にも絵や文字が書かれているのがよくわかります。
縁がよれて変色していたり、経年劣化でインクの部分が穴になって抜け落ちていたり。
印刷物ではわかりにくい臨場感です。

②インクの濃淡を感じる
文字の書き始めは濃く、やがて薄くなり、また付け直して濃くなります。
活版印刷とは違う手書きの跡です。
当たり前のことですが、何百年も前の書き手の動きを想像できてワクワクします。

③金の輝きを感じる
会場では、少し腰をかがめて下から覗き込んでみてください。
照明が反射して、ページに散りばめられた金が輝きます。
なかには、盛り上がってピカピカに光っている部分もあります。
こういう部分はメノウで丁寧に磨かれたためです。
数百年前から変わらない厳かな輝きを探してみて下さい。

④色の豊かさを感じる
一見、華やかでカラフルに見える装飾写本ですが、実は色数は控えめです。
基本的に15世紀以前のものには赤、青、緑しかありません。
これらに鉛白を加えて色の濃淡を作っています。
(まれにガンボージュの黄色も使われます)
当時の描き手たちの工夫と技量による華やかな表現を堪能して下さい。

⑤かつての役割を感じる
部分的に変色したり、絵の具が擦れて剥がれているものもありました。
大型の楽譜などはみんなで歌いながら何度もめくっていたのでしょうか。
驚くほど小さなページもあります。かつて貴婦人が身に付けていた時祷書だったのかもしれません。
いろんな書体でびっしりと注釈が書き込まれたページを見ると、幾人もの手に渡り、勉強に使われていたことを感じます。

⑥遊び心を感じる
写本には、余白を埋めるためにいろいろな装飾がなされます。
特に文字部分にはユーモアの効いた装飾がみられます。
落書きみたいな横顔やモンスターが書いてあったりと、昔の人もお茶目だったのですね。
穴や汚れを隠すために描いたのかな、と思われる絵もありました。
写本は聖なるものですが、力強い創造力や自由闊達な遊び心にも満ちています。
「美しさ」とはそういうところに宿るのかな、とも思うのです。

写本の世界に足を踏み入れて十数年。
いつの間にか魅入られていたようで、熱く語ってしまいました。
こんな素晴らしいコレクションを築いてくださった内藤先生に感謝です。

日本人にとって写本は特殊なものですが、実はとても親しみやすい世界です。
写本鑑賞の一助になればうれしいです。

(最後にこっそりアドバイス)
信じられないほど小さな描写が目白押しなので、虫眼鏡を持参することをおすすめします

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岡山・アンクル岩根のギャラリーでの2人展のお知らせ

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ヨシダコウブン・むらいゆうこ
二人展「あめつちのおくりもの」
2024年4月20日(土)〜28(日)
11:00〜19:00
最終日は17:00まで 火曜休み
アンクル岩根のギャラリー
岡山市北区中山下1丁目5−38
カタヤマビル1F

福山を拠点に活動する陶芸家のヨシダコウブンさんとの2人展です。
コウブンさんは、キュートでシュールなケモノたちを備前焼で制作する、とても人気のある作家さんです。
岡山の旧市街にあるアットホームなギャラリーで、どんなコラボになるでしょうか。

私は日本画と版画を約20点展示します。
20日(土)と21日(日)は在廊する予定です。
お近くにお越しの際はぜひお立ち寄りください。

アンクル岩根のギャラリー

【追記】
会場の様子です。
まずはエントランス


今回は版画も展示しました

コウブンさんの作品たちです

たくさんのお客様がご来場くださいました。
近隣のビストロにご購入いただき、展示された絵もあります。
嬉しい限りです。ありがとうございました。

はがし刷り版画技法の紹介

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版画にはいろいろな技法がありますが、はがす版画「はがし刷り」は身近な材料で手軽に作れるのが大きな魅力。
まだ新しい技法なので、自分なりにいろいろなアレンジが楽しめます。
私が作った方法を紹介します。


下書きと版画と版

①ボール紙にクラフトテープを貼る
*私はクラフトテープの代わりに紙パレットを貼りました。

②とがったもので引っ掻いて線刻する。

③リキテックスの黒を凹んだ線に刷り込む

④アクリル絵の具で彩色

⑤アクリルジェルメディムを塗布する

⑥紙に置く

⑦バレンでこする

⑧ドライヤーで乾かす

⑨はがす

最後ははがすだけですが、絵の具を詰めて整える作業にはコツが必要ですし時間もかかります。
そこはやっぱり版画を作っているという歯応えを感じられるところ。
道具は身近なものでできるので、気軽に楽しめますよ。

春季展に参加します

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現代童画会の「春季展」に参加します。
2024年4月1日(月)〜7日(日)
11:00〜18:30
初日は13時開場
最終日は16時まで

春にふさわしい絹本の作品を1点展示します。
「青嵐」8号F
背景はヤマボウシです。
晩春、葉の新緑の上に白い花が連なりうねる姿は、青春時代に吹き荒れる大風を感じさせました。
言いようのない不安を抱えた若き日々と春の季節は、とてもよく似ています。

最終日の4/7(日)に当番で在廊します。
銀座中央ギャラリーでの「10×10版画展」とちょうど同じ会期ですので、おついでがあれば是非お立ち寄りください。

2023年を振り返って

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2023年もいろいろな活動ができました。一番の変化はテンペラの教室を開講したことでしょうか。

おかげさまで満席となりました。
石膏塗りの課外講座を開催したり、みなで楽しく学んでおります。

展示活動も新しいチャレンジにつながることが多く、実り多い一年でした。
4月
「2次元と3次元の饗宴」
スパンアートギャラリー

ウエノミホコさんとペアになり、ウサギの学校をテーマにを描きました。
動物を主役にするのは初めてでしたが、とても楽しく描けました。

5月
「現代童画展・受賞作家展」
銀座アートホール

奥野ビルのトイレを描いてしまいました。

8月
「銀座動物園」
東京交通会館 エメラルドサロン

スパンさんの主催でしたので、ウサギの学校シリーズの続きです。すっかり遊んでしまいました。

9月
「ephemeral〜少女の領域2023」
みうらじろうギャラリー

超人気作家や超絶技法の超上手な作家がひしめくこの展覧会に対しては変化球を投げるしかありません。
というわけで「乙女祈祷書」。
羊皮紙に卵テンペラという古典的な技法で乙女の熾烈な世界を描きました。
またも遊んじゃいましたね。

11月
アートラインかしわ「共晶点」
パレット柏

今年は松隈さんを偲んで制作しました。みなの作品がつながって、素晴らしい展示空間になったことが印象的です。

11月
第49回現代童画展
東京都美術館

「風に乗れ」30号Sを出品しました。
会友奨励賞を受賞しました。

12月
個展・リレー展覧会「楚なり半透明な」
BIOME

12月BIOME「楚なり半透明な」

抽象的なテーマをどう描くか、とても刺激的なチャレンジになりました。
リレー展覧会という形式も新鮮でした。

2024年も良い作品を描いていきたいです。
よろしくお願いします。