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「10×10版画展」に参加します

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銀座中央ギャラリーで開催される「10×10版画展」に参加します。

小さな版画がびっしりと壁面を埋め尽くす展示を見て、何て面白いんだろう! と思ったのが数年前。
私も版画ができれば参加したいなぁ、と感じさせる展覧会でした。

実は昨年、日本橋の中和ギャラリーで剥がす版画というものを知りました。
これまた何て面白いんだろう!と思い密かに試していところ今年の募集を知り、即エントリーしてしまいました。
版画は全く専門外。お遊び感覚の剥がす版画ですが、新たなチャレンジの場にしたいと思います。

アクリル絵の具を使って転写する版画です。
手探りでの制作。何度も試し刷り。
失敗を重ねてようやくコツが掴めてきました。

「ドリームハンター」
今夜の夢を探しに行こう!

こんな感じのゆる〜い作品を4点出品いたします。
肩の力を抜いて楽しんでいただけたら幸いです。

この「10×10版画展」は毎年好評で、今年は90名を超える作家が参加します。
作品は小さいけれど、版画の魅力を存分に楽しめますよ。
小さいゆえの買いやすい価格も好評とか。
もちろん私もトライアル価格で望みますのでどうぞよろしく♪

銀座アートホールでの春季展と同じ会期ですので、おついであればお立ち寄りください。

春季展に参加します

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現代童画会の「春季展」に参加します。
2024年4月1日(月)〜7日(日)
11:00〜18:30
初日は13時開場
最終日は16時まで

春にふさわしい絹本の作品を1点展示します。
「青嵐」8号F
背景はヤマボウシです。
晩春、葉の新緑の上に白い花が連なりうねる姿は、青春時代に吹き荒れる大風を感じさせました。
言いようのない不安を抱えた若き日々と春の季節は、とてもよく似ています。

最終日の4/7(日)に当番で在廊します。
銀座中央ギャラリーでの「10×10版画展」とちょうど同じ会期ですので、おついでがあれば是非お立ち寄りください。

2023年を振り返って

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2023年もいろいろな活動ができました。一番の変化はテンペラの教室を開講したことでしょうか。

おかげさまで満席となりました。
石膏塗りの課外講座を開催したり、みなで楽しく学んでおります。

展示活動も新しいチャレンジにつながることが多く、実り多い一年でした。
4月
「2次元と3次元の饗宴」
スパンアートギャラリー

ウエノミホコさんとペアになり、ウサギの学校をテーマにを描きました。
動物を主役にするのは初めてでしたが、とても楽しく描けました。

5月
「現代童画展・受賞作家展」
銀座アートホール

奥野ビルのトイレを描いてしまいました。

8月
「銀座動物園」
東京交通会館 エメラルドサロン

スパンさんの主催でしたので、ウサギの学校シリーズの続きです。すっかり遊んでしまいました。

9月
「ephemeral〜少女の領域2023」
みうらじろうギャラリー

超人気作家や超絶技法の超上手な作家がひしめくこの展覧会に対しては変化球を投げるしかありません。
というわけで「乙女祈祷書」。
羊皮紙に卵テンペラという古典的な技法で乙女の熾烈な世界を描きました。
またも遊んじゃいましたね。

11月
アートラインかしわ「共晶点」
パレット柏

今年は松隈さんを偲んで制作しました。みなの作品がつながって、素晴らしい展示空間になったことが印象的です。

11月
第49回現代童画展
東京都美術館

「風に乗れ」30号Sを出品しました。
会友奨励賞を受賞しました。

12月
個展・リレー展覧会「楚なり半透明な」
BIOME

12月BIOME「楚なり半透明な」

抽象的なテーマをどう描くか、とても刺激的なチャレンジになりました。
リレー展覧会という形式も新鮮でした。

2024年も良い作品を描いていきたいです。
よろしくお願いします。

「アートコレクターズ」1月号に掲載されました

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美術雑誌のアートコレクターズ1月号の特集「やっぱり日本画が好き2024」にて紹介されました。

活動を始めた25年前には私の絵に「日本画」なんて肩書きは到底つけられませんでした。
イラストタッチの日本画は常識外れで、個展のたび、難癖をつけられたらどうしようとひそかに心配していたものです。
でも今や、日本画もすっかり多様化しています。
時代は変わったな、と思うのです。
ともかくも、私は描きたい絵を描き続けるつもりです。

今回は編集部のチョイスということでとてもありがたいです。
がんばっていていいんだ、と思いました。
これまで関わってくれたみなさまに感謝いたします。

アートラインかしわ2023に参加します

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アートラインかしわ2023 「共晶点」に参加します

「共晶点」は柏市民ギャラリーで開催される、柏ゆかりのアーティストのグループ展です。
今年の「共晶点」では、昨年に急逝した作家仲間の松隈健太郎氏の作品を含む20名の作品が展示されます。
参加作家たちが松隈さんの作品をイメージして制作した作品を中心に、多彩なアートが並びます。
私は日本画作品3点を出品します。


「森の中に枝を匿す」
松隈さんの作品の多くには枝が使われている。
それはきっと命の吹き込まれた魔法の枝なのだろう。
誰にも見つからないように、森の中に枝を匿す少年を描きました。

他、過去作品の「星を纏う」などを出品します。

アートラインかしわは、柏の街中がアートで彩られるイベントです。
お近くにお越しの際は散策がてら、是非ご高覧ください。

以下の時間帯は当番で受付におります
11/9(木) 10:00〜13:00
11/10(金) 10:00〜13:00

アートラインかしわ2023オフィシャルサイト

「共晶点」
2023/11/8(水)〜11/12(日)
10:00〜19:00
※初日は13:00オープン
※最終日は18:00で終了
パレット柏
柏市民ギャラリー

【テンペラ教室】生徒さんの初作品が続々完成!

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よみうりカルチャー柏にて4月から開講した講座も半年が経ちました。
生徒さんの作品が続々と完成しています。

テンペラ画は古典的な技法ゆえ、時間と手間のかかる制作でしたが、みなさん根気よく丁寧に取り組みそれぞれの個性が活きる素敵な作品に仕上がりました。

ここには掲載していませんが、自作の額縁に入れた生徒さんもいます。
2枚目はフラアンジェリコの天使に取り組みます。
相互に学びながら楽しんでいきましょう♪

「少女たちの領域」に参加します

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「少女たちの領域ephemeral 2023」
9月16日(土)〜10月1日(日)
12:00〜19:00
月曜と火曜は休廊
みうらじろうギャラリー

2年ごとに開催される展覧会です。
今年はテンペラ画を出品いたします。

「乙女祈祷書」
羊皮紙に金箔、テンペラ画

Someday my prince will come……

と、乙女たちはいつも祈っているのです。
しかし現実は厳しく、王子様は不良乙女に絡まれて壁ドンされてしまい、白馬も逃げてしまいます。

白雪姫のりんご、シンデレラのガラスの靴、などなど。
いわゆるお姫様物語のモチーフをいろいろ散りばめました。

閲覧注意かも? カエルの王様は好きな話でした。

写本をイメージして制作しました。
大きさは22.0×16.3cmのミニアチュール作品です。
羊皮紙の質感と金箔の美しさにもご注目ください。

実力派の作家さんが揃っている、見応えある展覧会です。
お近くにお越しの際は是非ご高覧ください。

スパンアートギャラリーでのコラボ作品ご紹介

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スパンアートギャラリーでのグループ展「2次元と3次元の饗宴」は、絵の作家と人形の作家がペアを組み、それぞれがインスピレーションをもらって制作するという趣旨です。
私はウエノミホコさんとペアになりました。
とっても楽しいコラボ作品がたくさん生まれたので、ご紹介します。

ウエノさんが私の作品「うさぎの帽子」から、制作してくれました。
なんと20年前の絵から新たな作品ができたのです。

私の方は、ウエノさんの過去作品にうさぎがたくさんあり、その子たちをイメージして「うさぎの学校」を描きました。
ウエノさんの過去作にいるうさぎの仮面を被った人や、カモメ(留学生です)も登場させました。

そしてなんと! この絵から、ウエノさんが次々と新作を作ってくださいました。

絵のどこかにいますよね!


うわぁぁ〜、可愛すぎです。
そして光栄すぎます。
とても楽しいコラボとなりました。感謝です。

スパンさんでの展覧会では、他にも素敵なコラボ作品が生まれているようです。
春のお散歩ついでに、足をお運びいただけましたら幸いです。

【追記】
実際の展示の様子です




他のペアの作品です。


絵と人形をじっくりと見較べたくなってしまうような、今までにない面白い展覧会になりました。
おかげさまで大変好評をいただきました。
ありがとうございました。

【参加します】スパンアートギャラリー

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「2次元と3次元の饗宴 —同化したアートの主張—」
2023年4月8日(土)〜18(火)
11:00〜19:00 (最終日17時まで)
※4/12(水)休廊
スパンアートギャラリー
中央区京橋2-5-22 キムラヤビル3階

絵の作家と人形作家がペアを組みコラボ作品を作る展覧会です。
私はウエノミホコさんとペアを組みます。
ウエノさんは羊毛フエルトで人形を作る作家さんです。

ウエノさんの過去のうさぎ作品からイメージをもらい「うさぎの学校」シリーズを描きました。


こちらがコラボ作品のメイン「うさぎの学校」(日本画 ジャケット版30cm×30cm)。
うさぎなんて描くのは小学校以来かも。とにかく楽しかった!
描きながら、ひとりシル○ニアファミリーで遊んでいるような錯覚を覚えました。

学校では係や委員会もやってるよ。

「給食当番 ミミ代」
にんじん大盛り。

小品3点はテンペラ画です。
金箔を使っています。
「給食当番 ミミ代」の制作風景。

今回は、とても楽しく制作させていただきました。
他のペアも豪華で素晴らしい作家陣です。
銀座にお越しの際は是非ご高覧ください。
よろしくお願いします。

以下のサイトもぜひご覧ください
ウエノミホコ 羊のしごと
スパンアートギャラリー

テンペラ画教室を開設します

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【テンペラ画教室のお知らせ】
よみうりカルチャー柏 4月期 開講 受付中

美しさと華やかさ「テンペラ画」を描く

第2・4火曜
13:00〜15:30

詳細はこちら

テンペラは中世ヨーロッパで使われていた油絵より古い技法です。
金箔を施した画面から黄金背景テンペラ画と呼ばれたり、顔料に卵をいれて描くことから卵黄テンペラ画とも呼ばれています。
教室では、おもに初期ルネサンス時代の宗教画や装飾写本の模写をします。

 

テンペラ画の制作手順
①板に石膏を塗る
②石膏を平らに削ってきれいにする
③金箔を貼る
④絵具に卵を混ぜて絵具をつくって描いていく

600年以上昔の古典的な技法なので、驚くほど時間と手間がかかります。
一枚を仕上げるのに数年かかることもあたりまえ。
それだけに、出来上がった作品の美しさは格別です。

  

せっかく道具を揃えても、一枚もできずにやめてしてしまった…
そんなことのないように、初めの一枚は半年ほどで終わる小品「写本の花」を設定しました。

古典的なテンペラ画とはどんなものか、手軽に試していただけると思います。
面白い!と思ったら、次第に歯応えのある作品に挑戦していきましょう。
描いても飾っても楽しめるテンペラ画は、一生の趣味に最適です。
一緒に楽しんでいきましょう!

過去作品を使って、教室の紹介動画を作りましたのでご覧ください