カテゴリー別アーカイブ: 日記

折り染めワークショップの様子

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12月2日(木)、ハックルベリーブックスさん2階において、折り染めワークショップを開催いたしました。
おかげさまで定員10名は満席となりました。

明るい光が差し込むお部屋です。
道具を用意して、お客さまをお待ちします。

心惹かれる色を選んで絵の具を溶いていただきました。
黙々と指を動かしていきますが、硬い絵の具に苦戦される方も。
テーブルには徐々に、色とりどりの絵皿が並んでいきます。
染めていく作業は楽しく、みなさん次々と作っていました。

すっかり盛り上がって、最後、パネル貼りした作品を写真におさめるのを忘れてしまいました。

パネルにせず染めた和紙も、全てお持ち帰りいただきました。
後日、それを使ってご自宅でパネル貼りされた方、絵はがきを作られた方、絵の具を購入して再び折り染めを楽しまれた方などなど。うれしいご報告をいただきました。

日本画の絵の具は、案外と触れる機会がないものです。
それを楽しんでいただく機会を提供できたことに感謝いたします。
みなさま、ありがとうございました。

2021年を振り返って

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2021年も引き続きコロナ禍の一年となりました。
その中でも10回の展示と1回のワークショップを開催できました。

2月
「たからものforおくりもの」展
BIOME神戸
2021年2/8(月)〜2/21 (日)
29名のアーティストが参加したグループ展でした。

※4号の「星を連れて」を出品しました。

3月
「第3回 人形と絵の春」展
丸善・OAZO丸の内本店 4階ギャラリー
3月18日(水)~24日(火)

※8号の「祈りの春」と、3号の「雨に揺れる」を出品しました。

4月
ヨシダコウブン・むらいゆうこ 二人展「宙を飛べたら」
2021年4月17日(土)〜25日(日)
アンクル岩根のギャラリー


岡山での二人展。
最初の週末には在廊できました。
おかげさまで、たくさんのお客さまにお会いして、作品をご高覧いただくことができました。

「第45・46回現代童画展・受賞作家展」
2021年4月26日(月)〜5月2日(日)
銀座アートホール

※10号「夜の温室」を出品しました。

6月
個展「三日月通信」
2021年5月29日(土)〜6月6日(日)
BIOME

神戸で個展を開催しました。
静かなエリアに佇むスタイリッシュな雰囲気のギャラリーです。
新作5点を含む、20点ほどを展示しました。
折しも緊急事態宣言が延長された中での個展となり、オーナーさまにはいろいろなご配慮をしていただき感謝です。
水干絵具を溶く体験を楽しんでもらえるワークショプも開催でき、ご好評をいただきました。

9月
「アートフェアアジア福岡2021」
2021年9月22日(水)〜26日(日)

長崎のギャラリーEMさんから出展していただきました。
※14点ほど出品しました。

「少女たちの領域 ehemeral2021」
みうらじろうギャラリー
2021年9/18(土)〜10/3(日)

※「エスケイプ」   10号を1点出品しました。

11月
個展「星またたき 風めぐる」
蔵のカフェ+ギャラリー灯環
2021年11月3日(水・祝)〜8日(月)


30点ほどを展示しました。
小春日和のなか、みなさまにはゆったりとした時間を過ごしていただけました。

アートラインかしわ「共晶点」
柏市民ギャラリー パレット柏
11月10日(水)〜11月14日(日)


※7点を展示しました。

「ユメミルユメコ」
メゾンドネコ
11/26(金)〜30(火)

11名の作家によるグループ展。
※テンペラ画3点を出品しました

12月
ワークショップ「折り染めでアートパネルを作ろう」
2021年12月2日(木)
ハックルベリーブックス

単独開催としては初のワークショップでした。
参加者のみなさまと楽しいひとときを過ごすことができました。

2021年は10回の展示に加えて、BIOME神戸さんでの展示をきっかけに、ワークショップもできました。
ひとりで描く楽しさだけでなく、技を伝える喜びを知ることができました。
このワークショップについては、今後も展開をしていきたいと思っています。

2022年もよろしくお願いします。

テンペラで象工場を描いています

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9月のグループ展に向けて描いている作品です。
羊皮紙にテンペラ。
銅版画のような雰囲気を狙って、モノクロ基調です。

「象工場の乙女たち」

これでピンとくる方もいらっしゃることでしょう。
村上春樹の小説をテーマにしています。

象工場が出てくる作品はいくつかありますが、元ネタは『踊る小人』です。
どういうわけか、脳内では「象工場」という言葉だけが膨れてしまい、ストーリーとは全く異なる世界を描いてしまいました。

主催者さんからは、このグループ展でぜひ新たなチャレンジをしてください、と言われています。
私なりのアレンジになりましたが、むしろふさわしいような気がします。
羊皮紙に面相筆で、ペンのようにしつこく描いていくのは楽しい作業でした。
金箔も華やかに使っています。

銀座のギャラリー枝香庵でのグループ展「わたしの中の村上春樹」に出品します。
羊皮紙のもつ生々しさが、象の肌を連想させてくれます。
健気に働く女の子たちはほんとは何を考えているのかしら。
楽しいような、不安なような。
村上作品の醸し出す世界を表現できていたら幸いです。

会期が近くなりましたら、またご案内しますね。

カフェ灯環での個展「秘密の庭」の様子

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2018年5月10日(木)〜15日(火)、千葉県流山市にある蔵のカフェギャラリー灯環にて個展を開催しました。
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灯環は明治時代の蔵を改装した店舗です。
1階がカフェ、2階がギャラリースペースです。

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今回は10年以上前の作品も数点展示しました。
蔵の雰囲気を活かして、貝合わせもいくつか。

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階段にも展示しました。
薄暗い中に、絹絵の繊細な表情が映え、テンペラ作品の黄金は輝きを放ちました。

灯環のある流山本町は昔からの街並みが残るエリアで、近年、注目を集めています。
会期中もTV「ぶらり途中下車の旅」にて放映されたり、また、現在配布中のつくばエクスプレスの沿線情報誌トレイールにも灯環が掲載されています。
おかげさまでたくさんのお客さまにご来場いただき、ご好評をいただきました。
蔵の醸し出すゆったりした時間を楽しみながら、あっという間に過ぎてしまった展覧会でした。
ご高覧くださったみなさま、ありがとうございました。

あけましておめでとうございます2016

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年賀状個人2016

昨年は個展を2回、グループ展は4回参加させていただきました。
2016年もより良い作品を描いていきたく思います。
よろしくお願いします。

2016年展覧会予定

1/23〜2/5 長崎ギャラリーEM ヨシダコウブンさんとの二人展 「天使たちの午後」

2/18〜2/24 表参道ギャラリーCONCEPT21 田崎裕子テンペラ画教室グループ展「模写と創作」

秋 ギャラリーHANA下北沢 個展

貝合わせの制作過程

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ビリケンギャラリーにて展示中の貝合わせ、今回はその制作過程をご紹介します。
どうしたらハマグリに絵が描けるのか?
いろいろ模索してきましたが、現在はテンペラで描く方法に落ち着いています。


まずハマグリにボローニャ石膏を塗り重ねます。
乾いたら磨いてツルツルにします。
鉛筆で下絵も描いておきます。


ボーロという下地を塗ってから、箔を貼ります。
金箔とプラチナ箔を使っています。


肌に相当する部分にもボーロ下地を塗ります。
この上に鉛白を塗り重ねていくと、赤みのある元気な肌になります。


メジューム(卵黄+お酢)で溶いた顔料で、細部を描いていきます。


ニスを塗って出来上がりです。クッションも作ってあげます。

ざっくりですが、およそこんな制作過程です。

さてさて初めの頃は、胡粉で下地を作り岩絵具で描いていました。
2005年の作品「七夕邂逅」です。

これはこれで良いのですが。
下地作りに時間がかかり過ぎること、箔の強さに対して岩絵具が沈んでしまうことが悩みでした。
そこで、テンペラ技法と岩絵具を併用した時期もありました。
が、現在は全行程をテンペラで作っています。

もっといろいろ工夫していく余地がありそうな貝合わせ。
これからもイメージを広げて作っていけたらと思います。

第40回春季創画展が終わって

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3月5日から10日まで、日本橋高島屋で春季創画展が開催されておりました。
ご高覧くださったみなさま、ありがとうございます。

「地下都市伝説へようこそ」S50号(116.7×116.7cm)

こちらは都営地下鉄の浅草橋駅。むき出しのパイプの群れに一目惚れしてしまいました。
「ここは絶対絵になるぞ~」と思い、後日にスケッチ。
完成の構想ももたずに進めた絵でしたが、途中でふとリュウグウノツカイがやってきてくれて、なんとかうまく収まりました。
昨今、サケガシラなど深海魚が続々と打ち上げられているようですね。
思いがけずタイムリーだったかも、とひとりニヤリとしたのでした。

大きい絵には、小品とは違う面白さがあります。
また挑戦できたらと思います。

2013年、総まとめ

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気付けば、今年も暮れに。
2013年、絵画活動をもういちど振りかえってみました。

【2月 Gallery Concept 21 にてテンペラ教室のグループ展に参加】

オリジナル作品は、時計とおひなさまの貝合わせ
 

模写を2点出品しました。
 

【2月 T-BOXの「自転車のある風景展」に参加】

出品したのは、「海開きの放課後」
自転車を探して下さい。

【3月 春季創画展】

出品作品は「繰り返される明日のために」
S50号は額装すると約120cm四方。
公募展に挑戦するのは初めての試みです。
入選は、大きな励みとなりました。

【6月 土日画廊にて個展「凪のあとに」】

独特な趣きあるギャラリーでの個展でした。
みなさまとゆっくり語れて、楽しかったです。

【10月 生活の友社『アートコレクターズ』に掲載】
「日本画のニューウェーブBEST60」 という記事です。
うれしはずかし、ですね。

2014年は1月6日より、ギャラリーHANA下北沢にて個展です。 
寒さ厳しき頃ですが、どうぞよろしくお願いします。

クリスマスの間違い探し!?

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一度は完成したかと思った絵でしたが、どうも納得がいかず。
さらに描き続けたら、まるで間違い探しになってしまいました。

年明けに個展をする「ギャラリーHANA下北沢」の前の通りなのです。
からっ風の吹きすさぶ東京を、ホワイトクリスマスにしちゃいました。
あえて月はそのままで。ドラマチックに。

それでは、みなさん。メリークリスマス!

深海展おもしろかったです

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上野の国立科学博物館で開催中の特別展「深海」に、遅ればせながら行ってまいりました。
平日の朝一番に入りましたので、ゆったりと見れましたよ。
ダイオウイカや潜水艦の模型は迫力がありました。
深海生物の標本は、正直いうと地味なのですが、ずらりと並んだ様は壮観でした。
これは!と思う標本前ではスケッチもしてしまいました。

なんといっても、展示物の解説が、1分くらいの番組になってモニターで流れていたのが大変よかったです。
解説文を読むより、ずっとわかりやすいですからね。

洞窟だとか地下鉄だとか、もともと地下の世界が好きな私ですが、深海はさらに未知の世界。
4000年生きるウミユリがいるなんて聞くと、想像が膨らんでいってしまいます。

いまはちょっぴりダイオウイカブーム。
「烏賊の帽子」があったらいいな~♪
さらなる深海ブーム、到来の予感です(笑)