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バスツアー「三大宗教寺院めぐり」

カテゴリー: 日記 | 投稿日: | 投稿者:

ずっと気になっていたバスツアーがありました。
解説付きで東京の三大宗教寺院をめぐるツアーです。
秋の行楽日和に、思い切って「おひとりさま」で参加してきちゃいました。

まずは東京駅からバスに乗り込みました。

ちょうど改修工事が終わったばかりの東京駅。たくさんの人が写真を撮っていました。
朝の光を受けてまるで外国の街のよう。

ツアーのはじめは護国寺へ。仏教ですね。
 
都心とは思えない緑の多さです。
大隈重信など歴史上の要人たちのお墓も数多く並んでいるとか。
都心のミニ戸建てより広いのでは?と思わせる立派なお墓もありました。

境内を散策しながら、初めてのバスツアーの緊張もだんだんほぐれてきました。
シニア向けであろうバスツアーにひとりで参加するのには、かなりためらいがあったのですよ。。。
思ったとおり、同乗したお客さんはシニア世代ばかり。
でも、おひとりで参加の方がほかにもいらっしゃったので、そんなに疎外感を覚えずにいられました。
添乗員さんの旗にしっかりついて行きます。

次は聖路加国際病院です。

このなかに、大正時代に出来たゴシック様式の礼拝堂があるのです。

 
診察室の並ぶ廊下を抜けるとありました。パイプオルガンもあります。
病院のなかに突然、礼拝堂があるのですが、そんなに違和感が無い不思議。

それから築地本願寺です。

その大きさに圧倒されるインド風の仏教寺院です。
でも中は、ゴージャスとはいえ普通に日本のお寺っぽい。撮影不可だったのが残念でした。

築地なのでね、お昼が江戸前寿司ですよ。

5ケ所もまわる強行スケジュールですから、食事時間は40分くらいしかなくて。
なんか、急いで詰めこんじゃった感じでした。

4カ所目は、お茶の水にあるニコライ堂です。

ここには何度も来たことがあります。
今回は興味深い解説がいろいろ聞けました。
他の建築物にも共通していることですが、地震に強いということ。
昨年の東日本大震災の時、ちょうど同じツアーがニコライ堂にいたそうです。
シャンデリアなんかはめちゃくちゃに揺れたそうですが、お供えのろうそくは倒れず、柱も壁もヒビひとつ入らなかったとか。
関東大震災もくぐり抜けてきたニコライ堂。
かつての名建築家たちが、考え抜いた設計なんですね。

私は以前、ニコライ堂で絵を描いたことがあります。「裏庭の聖母」(2011年制作)です
今回は写真を撮って来たので、較べちゃいましょう。
 
だいたい同じアングルなんですが、わかりますか?

最後はいよいよ東京ジャーミィへ。
イスラム寺院です。ひとりでは一番入りにくい場所ですよね。
街の通りに面して、モスクの入り口がありました。

2000年に建て替えられたモスクです。きれいです。もう「壮麗」のひとこと。
  

こちらは女性専用の礼拝場所。カリグラフィーが美しいです。

このモスクはトルコの国際交流の拠点ともなっているせいか、雰囲気は案外アットホームでした。
5カ所のなかでは、解説も面白かったし一番くつろげたかな。意外ですよね。

宗教建築って、とても興味があるけれど、ひとりでは入りづらいですよね。
そんなお寺をバスでまわってもらえるし、なにより解説が聞けるのが魅力でした。
講師の先生には、バスの中で歴史や宗教の知識を教えてもらい、それぞれの寺院では住職さんや担当の方が詳しく解説をして下さいました。
一般には入れない場所や、撮影禁止のところも撮影OKにしてくれたりと、ツアーならではの便宜も図られていました。

いつもは地下鉄で見えない東京の街も、バスの窓からパノラマのように楽しめました。
なにしろツアーバスに乗っていますから。気分はすっかりおのぼりさん♪
遠慮なく街行く人をながめます。
なにか面白い絵にできないかな~と思いつつ。

 
最後はライトアップされた東京駅をカメラに収めて、バスツアー初体験を終えたのでした。