日本画の公募展である創画展に入選しました。
めでたし、です。
秋の本展は大きなサイズなので、これまで挑戦しませんでした。
が、昨年は個展がなかったため少し余裕があり、秋頃からじわじわ描いておりました。
小品と並行しながらの制作なので1年近くかかりましたが、楽しかった!
「地下都市伝説」 100号F(162×130.3cm)
とても素敵な四谷三丁目の駅を、また描きました。
中央に、マスク姿の女がいます。
実はこの女、口裂け女なのです。
ルッキズムに振り回される現代人の心の闇を描き、美とは何かを考える、というのがテーマです。
テーマのつもりでした。が、、、。
まさか、コロナでマスク姿が当たり前になるなんて。
描き始めた時には思いもよりませんでした。
もはや、コロナ禍の絵でしかないですよね。
でもそれで構いません。
そもそもテーマなどはどうでもよく、見る人が好きなように感じてくれたらそれで良い、と私は考えています。
会場でどのように受けとめられるのか、とても楽しみです。
今回も銅箔や銀箔を使い、迫力と臨場感を出しました。
これは是非、原画でご覧いただきたいところです。
創画展には、日本画界の第一線で活躍する先生方の作品も多数展示されます。美しいです。
芸術の秋です。
上野へのお散歩ついでに、どうぞご高覧ください。
【第47回 創画展】
東京都美術館
◆10/24(土)〜10/30(金) 休館日なし
◆9:30〜17:00(閉場17:30)
最終日は入場14時まで(閉場14:30)
◆入場料
一般900円、65歳以上800円、大学生まで無料
【追記】
『美術の窓』12月号「公募展便り」に、寸評が掲載されました。
大変励みになりました。